出典:EPGの番組情報

所さん!大変ですよ「海岸に漂着 巨大生物の正体とは?」[字]

多くの研究者がいま、世界の海で調べているマイクロプラスチック。ごく小さなプラスチックだが、海の生き物や私たち人類に何か影響を与えるのだろうか?最先端の調査に迫る

番組内容
去年10月、伊豆の海に巨大生物が漂着した。正体はザトウクジラ。死因は定置網に絡まったことと考えられたが、研究者たちが体内を調査。すると胃や腸からマイクロプラスチックが多数検出された。近年こうした極小のプラスチックは世界中の海で増えているという。番組ではマイクロプラスチックの研究者たちの調査に同行。果たして海の生き物や人類に何か影響を与えるのだろうか?そしていま、私たちがやるべきこととは何かを考える
出演者
【司会】所ジョージ,木村佳乃,庭木櫻子,【出演】澤口俊之,牛窪恵,モーリー・ロバートソン,伊藤海彦,【語り】吉田鋼太郎

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

NHK
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去年10月 静岡から
驚きの情報が飛び込んできた!

あっ 何か 人が
いっぱいいますね。

なんと 巨大な生物が漂着したという。

現場には クレーン船まで
駆けつけている。

随分 大がかりな
作業のようだ。

大きいよ クレーンが。

一体 これ… 何をやってるんですか?

今…

(木村)ええっ!

うわっ! すごい!

浮かんでいたのは 体長8mのクジラ。

うわ~!

沖合いの定置網に掛かって
死んでいたという。

あら~! かわいそう。

これ どうするんですか?

≪そっちいくぞ! 頭 気をつけてよ。

≪いいか? 下ろすぞ~!
≪は~い! いいよ~!

聞けば このクジラは

1歳ほどの 若い
ザトウクジラだという。

大丈夫か?

堤防に下ろされたクジラを前に
何やら 作業が始まった。

これは 一体…。

(取材者)骨盤骨?

そう言って見せてくれたのは…。

(取材者)はい。 骨あります。

足がなくなったから
足と体をつなげる…。

なるほど。 いいもの見せてもらったね。

教えてくれたのは…

クジラやイルカなど
鯨類を専門に研究して28年という。

田島さんによれば…

(木村)ああ~… 結構多いですね。

漂着したと聞けば
どこにでも駆けつける。

その理由は…。

なぜ死んだのか 原因を調べることで

我々人類にも影響を及ぼしかねない
病気や感染症などを探っているのだ。

今回のクジラは

定置網に迷い込んだことが
死因とみられているが

内臓などの病気や感染症の痕跡がないか
慎重に調べるという。

まず 注目したのは…

これ… これ見えます? これ。

(木村)何? あれ。

たぶん これは…

さらに 腸からも…。

(牛窪)あの おすしとかに
あるやつ…。

(木村)いろんなもの
食べちゃってるんですね。

田島さんによれば 近年

こうした
プラスチック片が出てくるケースは

多いという。

これらの内容物は
研究室で さらに詳しく調べる。

(木村)そうか…。

後日 田島さんの
研究室を訪ねた。

(取材者)あっ こんにちは。
あっ こんにちは。

こちらに準備してあるんで どうぞ。

見せてくれたのは クジラの
胃や腸から見つかった内容物を

クリーニングしたもの。

あのバランや

釣り糸が絡まったビニール

日本語が書かれたフィルムなど
プラスチック製品が特定された。

その中で 田島さんが
最近 特に気にしているものが…。

実はですね プラスチック
いろいろな種類があるんですけれども

今…

「マイクロプラスチック」とは

大きさが5mm以下の
小さなプラスチック。

その主な発生源は こちら。

(木村)うわっ!
(牛窪)うわ~!

もともとは 大きなプラスチックが

時間がたつにつれ 波や紫外線で劣化。

細かくなったのだという。

海のプラスチックといえば
餌と間違えて食べたウミガメや…。

悲しいね 何かね。
(木村)悲しいですね。

海鳥などのことが
たびたび問題になってきたが

イギリスで行われた調査では

海岸に打ち上がった
イルカやアザラシなどの

海洋哺乳類 50頭 すべてから
マイクロプラスチックが検出されており

近年は
このマイクロプラスチックについて

危惧する研究者も増えている。

実際 10mぐらいの…

分かることを…

このあと
マイクロプラスチック問題に取り組む

研究者たちを取材。

身近な…

果たして マイクロプラスチックは

海の生き物や私たち人類に
どんな影響を及ぼす可能性があるのか?

というわけで 今日は
私たちも ひと事ではない…

所さん! 大変ですよ。

本気の問題に
なっちゃったじゃん テーマが。

ちょっと 今日は… 大変な問題ですね。

「我々人類に
どういう影響があるのだろうか」って…。

本当ですよね。

難しいね これね。
(木村)難しい…。

えっ それ取り上げんの? 今日。

(牛窪)いやあ 所さん 佳乃さん。
ちなみに

国連環境計画の発表によると
私たち日本人の

プラスチック消費量が
1人あたり年間32kgと。

ええ~!
恥ずかしい! 恥ずかしい~!

日本2位なの?
そうなんですよ。

一体 どれだけのプラスチックが
年間ですね 海に廃棄されてるかって

ご存じですか?
(木村)すさまじい量ですよね 確か。

(牛窪)カナダ トロント大学などの
研究チームの調査によれば

海に廃棄されてるプラスチックごみは

年間 なんと
3, 000万tと推定されてます。

3, 000万t?

…というふうに
試算されるわけなんですね。

(木村)そうですね。
(牛窪)ものすごい量なんですよね。

さあ 所さん 佳乃さん。 今回のテーマの

そのマイクロプラスチックですけども…。
(木村)5mm以下の。

そうですね。 改めてですね その発生原因
っていうのを こちらで見ていきます。

もともとはね
大きなプラスチック製品だったものが

こういった 太陽の紫外線だったりとか

あとね 波だったり 風の影響を受けて

どんどん小さくなっていって…。
(木村)小さくなって粉々になった。

そうですね。
最終的に こう 5mm以下のものを

マイクロプラスチックと呼ぶんですね。

で そのマイクロプラスチックがですね

今 世界中の研究者たちに
注目されていまして…。

果たして こう
海の生物や私たち人間の健康に

影響を及ぼすのかどうかというのが

今 世界中の研究者が
研究を進めている状況なんですね。

で 今回ですね
こうした研究者のですね 調査に

私たち 同行しました。
(木村)あらっ!

それでは まいります。
所さん! 大変ですよ。

去年11月。

おはようございます。
おはようございます。

(取材者)今日は よろしくお願いします。

東京海洋大学と東京農工大学による
共同研究の調査に同行させてもらった。

この日は 東京湾の海面に漂う
マイクロプラスチックを

採取するという。

調査のリーダー…

マイクロプラスチックが
環境に与える影響を

24年にわたり 調べている。

東京湾を走ること40分。

この日の採取ポイントは
多摩川の河口付近。

採取用のネットを海に投下し

人が歩くほどの速度で
20分間 ネットを流す。

果たして 東京湾に
マイクロプラスチックは

どの程度あるのだろうか?

これも 大変だよね。
(木村)はい。

分かりますかね? この…

あまり天然にはないような色のもの

緑とか赤とかね。

(木村)あっ 本当だ。

高田教授によれば
その量は 以前 調査した…

そのときは 東京湾に生息する
カタクチイワシも調査した。

これが 実際に…

大きさは1mmほどだったという。

こうしたマイクロプラスチックは…

真相を探るため 訪ねたのは…

大嶋教授は 5年前から

マイクロプラスチックが メダカに
どのような影響を及ぼすのかを

調べている。

メダカも?

実験では 3つの水槽を用意。

それぞれに 0.2mm 0.02mm 0.002mmの
マイクロプラスチックを

実際の環境にあるよりも多く与え

その影響を調べた。

だって 餌だと思っちゃうもんね。
(木村)餌だと思いますよね。

(木村)ああ~… 排せつしないの?

0.2mmと0.02mmの
マイクロプラスチックは

きれいな水槽に移して
10日前後で

体内から
すべて消えた。

出ちゃうんだね。

ふんとして排せつされ…

(木村)よかった。

ところが…。

0.002mmの
極小のマイクロプラスチックは

一定量が排せつされず
体内に残ることが判明した。

(木村)反対かと思った。

では そうしたメダカに
何か影響はあったのか?

研究中だね。
(木村)はい。

実際 マイクロプラスチックが
生き物に与える影響を指摘する

海外の研究者も。

…という報告が。

…が高まることが報告されている。

(モーリー)ふ~ん…!

マイクロプラスチックに関する
驚きの調査結果があるという。

調べたのは 海洋物理学者の…

磯辺教授は 13年前から世界の海で

マイクロプラスチックの量と流れ方を
調べている。

その結果 驚きの事実が。

(木村)南極でも。

磯辺教授は 6年前
南極から日本までの海を

2か月かけて細かく調査。

そこで 南極の海にまで

マイクロプラスチックが
拡散していることを突き止め

世界に大きな衝撃を与えた。

(木村)えっ!

そこにあるということは もはや…

(木村)そうですよね。

日本近海の調査でも 驚きの事実が。

東南アジアや東アジアで廃棄された
プラスチックごみが

海流に乗って 日本近海に集まるため

マイクロプラスチックが
増えるのだという。

なるほど。

そして 磯辺教授には
マイクロプラスチックに関して

懸念していることが ほかにもある。

磯辺教授によれば
PCBなどの汚染物質は

海中では濃度が低いため

海水浴ぐらいでは
人体に影響を与えないという。

しかし…。

汚染物質を吸着させた
マイクロプラスチックを

カタクチイワシなどの生き物が
食べてしまうと

その後…。

それは よろしくない…。

まだ その影響が はっきりと
分かっていないマイクロプラスチック。

しかし このまま
海に漂う量が増え続ければ

将来 大きな問題になりかねないと
指摘する。

よろしくない。

磯辺教授によれば もし 将来

マイクロプラスチックによる
環境被害が見つかったとしても

小さすぎるため
回収するのは ほぼ不可能だという。

よろしくないっていうことは
分かりましたね。

よろしくないですよね。
よろしくないですよね。

これ 我々は あれですね 結局…

そうですよね。
ず~っと使えば。
ずっと使う… はい。

(木村)そもそも…

そのプラスチックの
発明なんですけども…

そうなんですか!
(モーリー)偶然だったの。

こちら ベルギー生まれの
アメリカ人で

「プラスチックの父」とも呼ばれる
レオ・ベークランドさん。

(モーリー)その物質を調べてみると…

(モーリー)すごい いい事尽くしなわけね。
これは いいと。 いけると。

役に立つんだよ だからね。
(モーリー)そうそうそう。

こちらなんですけど これね
当時ね アメリカで流された

プラスチック製品を宣伝する
映像なんですが。

そういうことだね。

そんなプラスチックが 100年たって
今のような事態に陥るなんて

まあ 発明したお父さんは

想像もしていなかっただろう
ということなわけですよ。

(庭木)でも 最近 よく

「生分解性プラスチック」
というのを聞きますけれども

これに… こう 置き換えていく
ということでは

難しいんでしょうか?
これを代わりに 全部…。

これもプラスチックの代用品になるんじゃ
ないかっていうことなんですが

ただ…

所さん 佳乃さん…

あらっ!

ナノプラスチックほど小さなものの場合

そのバリアをすり抜けて
脳内に侵入するおそれがあると。

ちなみに…

(牛窪)ええ~! 大丈夫…?
(木村)何年も?

(牛窪)ええ~!
へえ~…。

はいはい…。
あっ 鋼太郎さん。

マイクロプラスチックの
発生源というのは

本当に多種多様なのですが

中には…

…もあるんです。

私たちも ひと事じゃありません。

所さん! 大変ですよ。

ディレクターが訪ねたのは

東京を流れる荒川の
河川敷。

あっ! いました いました…。

(取材者)こんにちは。
こんにちは。

これから 荒川の中にある

マイクロプラスチックの採取を
行おうと…。

彼らは 東京を中心に活動する
環境保護団体。

じゃあ これから下ろします。

各地で調査を行ったところ

あるものから発生した
マイクロプラスチックが

多くあることに気が付いたという。

果たして そのあるものとは…。

これが…

これが その破片。

これと同じ 緑色の破片が

各地で見つかっているという。

何? この緑のもの…。

調べてみたところ…。

ええ~!
なるほど…。 人工芝…。

聞けば ホームセンターや
100円ショップなどで売られている

硬いタイプの人工芝は
数年で劣化が進み

先端部分が ちぎれやすくなるという。

確かに! 剥げ落ちてるの
よく見ますよね。

その結果 ちぎれた破片は…。

もしかしたら あなたの家にも
あるかもしれない人工芝が

マイクロプラスチックの発生源の一つに
なっているかもしれません。

ああ~!
あんなになっちゃってるもんね。

いやあ~… 気が付かないところにも

マイクロプラスチックの発生源は
あるんですね。

今 私たちが すべきことは 一体…。

「これは いかん!」っつってね…。
そうですね。

「ちょっと 庭の人工芝 剥がそうよ」とか
「片づけよう」とかね。

でも あの人工芝とかって
小学校の げた箱とか

どこにでも置いてあるっていう
イメージじゃないですか。

これだけ 日本全国に広がってたら もう

どうしたらいいのって
なってしまいますよね。

だから 人工芝 やめて…

ヤシとか系の 周りの…

シュロ!
渋い。

何か よく分からないね…。

(牛窪)実は 所さん 佳乃さん…

その一つが 所さんも大好きな
車のタイヤです。

タイヤが路面との摩擦で
削られていくたびに

その細かいプラスチック粒子が

飛び散ってしまうっていうことが
分かってるんですね。

そして さらに 意外なのが
私たちが着ている…

イギリスとオーストラリアの研究チームが
調べたんですが

1回 お洗濯をするたびに

服1着から およそ1, 900本の5mm以下の
マイクロプラスチック繊維というのが

排水に流れ出ていることが
分かったんですね。

あら 出てるんじゃん!
(牛窪)そうなんですよ。

洗濯機から そんなに
出ちゃってるんだもん だって。

洗濯するだけでね…。

昔は… 昔っていうか
僕らの若いころですけどね

そんなに洗濯しないですよ。
いや 私のちっちゃいときも そうでした。

そうですね。

ストッキング そうですよね。
そういうことだよ。

えっ! ストッキングを?
ストッキングのあれを 伝線を。

そうなんですか!

(笑い声)
「上手」って…。

でも 今日は あれは勉強になりました。

洗濯機からも
たくさん出てるっていうのが。

何か どうにかして
地球に優しくなりたいですね。

今回の
「日本人のおなまえ」は…。

Source: https://dnptxt.com/feed

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